844席のBing Concert Hall |
建築用複合材のファブリケーションについてインターネットを検索すると、カリフォルニア州 American Canyon のKreysler & Associates をよく見かけますが、この会社は建築やアートの複合製品の魔術師です。
最近のプロジェクトはカリフォルニア州スタンフォードのBing Concert Hall で、Kreysler & Associates は、デザイン、製作図、エンジニアリング、ファブリケーション、発送、複合材の音響パネル(鉄骨鉄筋コンクリートの上にガラス繊維強化ポリエステルのスキン)設置を支援しました。
パネルはホールの内壁と屋根のほとんどをカバーしています。Kreyslerは凸型の'帆'を9枚(両側各4枚と奥の1枚)作成しましたが、サイズは26×26フィートから35×50フィートあり、それぞれ曲率、向き、形状が違ったそうです。曲率は一定でもサイズの他、音響透過等の機能がパネルによって異なると、Kreyslerの製作エンジニア、Serge Labesqueは Composites Worldのインタビューで話しています。
Kreysler & Associates は楕円形の天井、'雲'も手がけました。
この雲は最長130フィートで、複合曲線から作られた特有のパネル80枚で作り上げられました。
またランダムに裂いたパターンが表面にデザインされているのもユニークで、音を拡散/散乱させます。
この大きな構造物はRhinoを活用して、音響の必要条件を正確に満たす120の扱いやすいパーツに分けられました。
Kreyslerはモデリング課題の大部分でRhinoを使いました。GrasshopperやRhinoNestを含む様々なRhino用プラグインも重要な役割を果たしました。Zabelのコメント: "一般的な言い方をすれば、ソフトウェアはプロジェクトのあらゆる部分にある程度関わりました。建築家、音響技師、エンジニアと一緒に仕事をする中、デザインが進むにつれて複雑なジオメトリのアイデアを説明するには、3Dモデリングソフトは便利なコミュニケーションツールでした。帆や雲のジオメトリに、ファブリケーションの効率化やコストの目標を達成させられる小さな変更を加える場合、コミュニケーションにこのソフトが役立ったのです。"
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