木材構造に照準を合わせた構造設計のワークフローに、カーボンフットプリント評価と循環経済(サーキュラーエコノミー)を組み込むオンラインワークショップが行われました。Karamba3D など構造設計のパラメトリックツール、Octopusなど最適化ツールを組み合わせて使うことにより、より総合的なデザインプロセスを提案しながら純粋な構造基準と環境基準を調整する比較戦略を活用します。
気候危機の観点から、建築家やエンジニアはデザインプロセスの変化を通して構造の環境的影響を減らすよう試みます。再生材の利用はこのアプローチに大きな役割を果たします。再生材を合理的に使うことによって持続可能でスマートな構造をどうデザインできるか、とういうのは中心的課題の1つで、要素の経歴や状態、場所といった様々な要因がデザイン、カーボンフットプリント、価格に影響します。多次元最適化法と組み合わせたパラメトリック構造設計ツールはデザイン空間を探索し、そのような基準に関連したデザインを評価するのに役立ちます。
ワークショップ主催者および講師は(Fab City Grand Paris、パリ市議会, association Arslonga を含む)Reflow Parisian コンソーシアムと協力し、ワークショップ参加者が加わってデザインしたパビリオンを2021年春に建設することを目指しています。