2019年9月21日土曜日

AECbytes プロジェクト概要: ジュエル・チャンギエアポート

この春シンガポールの空港に新しく、ジュエル・チャンギエアポートがオープンしました。世界一高い屋内の滝と上に広がる半透明の卵形グリッドシェルの屋根のユニークなデザインが特徴です。

AECbytesプロジェクト概要で、プロジェクトディレクター/BuroHappoldの構造主任の Cristobal Correa がジュエル・チャンギエアポートで使用したソフトとAECテクノロジーについて説明しました:

"エンジニアリングチームはジュエルの複雑なデザインを最適化するため、多くの高度なアプリケーションソフトやビルディングインフォメーションモデリング(BIM)ツールを使いました。SAP2000でグリッドシェル内の深さを変える他、解析の再実行、必要に応じたマテリアルの追加を試すことができ、この解析には弾性および非弾性の振舞いが含まれます。Oasys GSA はそれらの計算の独立したチェックを可能にしてくれました。またエンジニアリングチームはBIMにRhinoを、デザイン候補の素早い生成にGrasshopperも使いました。

これらのソフトウェアプログラムを使うことで、プロジェクトチームのワークフローは飛躍的に向上しました。例えばRhinoは、BuroHappoldと Safdie Architects のデザイナーとの間でシンプルにデータ交換ができるようにしてくれました。Grasshopperでスクリプトを作成することで、BuroHappold は構造の鋼要素を特定したり解析向けにSAP2000へインポートもできるジオメトリファイルを生成しながら、共有されたファイルを操作できるようになりました。要素が形成された後はRhinoでの評価も可能でした。

最終的にRhinoファイルは構造図の根拠として使われる3Dの押出モデルの作成に使われ、行ったり来たり複雑でしたが高度なソフトがその方法を楽にしてくれました。"





原文投稿者: Sandy Mcneel

2019年9月19日木曜日

上級ジュエリーデザインのワークショップ、10月22-24日 - McNeel ヨーロッパ、バルセロナ


Advanced Jewelry Design Workshop 
2019年10月22-24日
10 AM–6 PM

McNeel Europe S.L.
Roger de Flor, 32-34 bajos
08018 Barcelona(スペイン、バルセロナ)

弊社 McNeel ヨーロッパ上級ジュエリーデザインのワークショップをバルセロナにあるオフィスで行い、長年に渡るソフトのトレーナーでジュエリーデザイナーでもある Giuseppe Massoni が講師を務めます。

ジュエリーのデジタルデザインは現代の製造ワークフローで一般的になりつつあり、3Dモデリングのスキルや高度なツールは新しいクリエイティブな領域を探るデザイナーに役立つべきもので、技術的ボトルネックになってはいけません。Grasshopperはジュエリーデザインにパラメトリックなアプローチをもたらすツールで生産性を向上させ、新しい形状やバリエーションを見つけ出すのに役立ちます。Paneling Tools はジュエリーのような“小さな建築”にぴったりのプラグインで、昔ながらのモデリングアプローチでは想像もできなかったような方法でオブジェクトを分割したり、全体に配置することができます。

"上級"(あるいは"高度")という言葉はよく"複雑"と混同されますが、高度なアプローチは、特にジュエリーデザイン向けでないツールがどう独創性の新しい可能性の発見につながり、3Dデジタルデザイナーとしてのスキル向上に役立つのかを教えてくれるでしょう。

Day 1

       モーニングセッション: Surfaces and Meshes 
  • Introduction-Nice to meet you!
  • Optimal mesh settings for rapid prototyping (advanced options in detail).
  • Continuity and how this affects our work. 
  • Curves quality control. From degree 3 to degree 5. Advantages.
  • From good curves to good surfaces.
  • Advanced surfacing.
  • Signet ring. How much of the shape are you really controlling? Tips and tricks
  • Macros and a bit of customization.
      アフタヌーンセッション: Grasshopper Introduction for Jewelry Designers
  • What is it and how it can help jewelry designers.
  • Grasshopper user interface.
  • Basic definition to understand the workflow.
  • Let's make our first jewelry design tool: Parametric ring size.
  • Dynamic strand of beads.

Day 2

      モーニングセッション: Parametrization of 3D Jewelry Models Using Rhino
  • What do we need to know about parametrization? 
  • Surfaces where curves are neither sections nor rails-Case 1
  • Surfaces where curves are neither sections nor rails-Case 2
  • History with UDT
  • Time for you to design
     アフタヌーンセッション: Parametrization of 3D Jewelry Models Using Grasshopper
  • Understanding data basics
  • Parametric prong setting
  • Parametric wedding band stone layout (ring size-stone size)

Day 3

     モーニングセッション: Introduction Paneling Tools
  • Paneling Tools User Interface
  • Sub-D preview. Let’s get ready for more fun designing jewels!
     アフタヌーンセッション: Introduction Paneling Tools in Grasshopper
  • Paneling Tools in Grasshopper
  • Grid basics
  • Paneling using custom geometry
  • Morphing
  • Attractors
  • Warp weft jewelry “cloth”
  • Beer time!

コース費用:
EUR 795(+VAT/付加価値税); フルタイムの学生および大学教員(身分証明書が必要)の方は50%の割引きがあります。お席の確保はコース費用のお支払い確認後となりますのでご注意ください。

定員: 10名。規定の人数に満たない場合、コースは15日前(10月7日)にキャンセルとなります。

コース言語: 英語

学生/教員向けのお席は限られています。お申込みの方は弊社McNeel ヨーロッパまで、メールでご連絡ください。

原文投稿者: Verena

2つのPythonワークショップ - Long Nguyen、12月16-17日/ 12月18-20日、バルセロナのMcNeel ヨーロッパにて




Pythonレベル1コース: 2019年12月16–17日
Pythonレベル2コース: 2019年12月18–20日
10 AM–6 PM


McNeel Europe S.L.
Roger de Flor, 32-34 bajos
08018 Barcelona(スペイン、バルセロナ)


弊社 McNeel ヨーロッパはシュトゥットガルト大学ICDの研究助手である Long Nguyen、バース大学(Visual Computing at the Centre for Digital Entertainment)のPhD学生である Thu Nguyen をお迎えし、2つのPythonワークショップを2019年12月16-17日、18-20日に行います。

Pythonは3DモデリングからWebプログラミング、科学計算、AI(人工知能)等まで多くの分野で幅広く使われ、人気を増しているプログラミング言語です。現代的なプログラミング言語としてシンプルでクリーンな構文を備え、初心者でも非常に利用しやすくなっています。

RhinoとGrasshopperがPythonを公式にサポートThanks to RhinoGrasshopperPythonを公式にサポートしていることから、ユーザーは高度なNURBSエンジンに不可欠な機能の全てを含め、パワフルなモデリング環境にプログラムでアクセスすることができ、以下のような新しく素晴らしい可能性を開きます;:
  • 繰り返しのモデリングタスクを自動化して効率を高めるシンプルなスクリプト/ツールの作成
  • チームの具体的な必要に応じたツールやワークフローの開発・カスタマイズ
  • そのまま使う標準的ツールでは実現できない高度なデザインアルゴリズムのプログラム
  • クリエイティブななデザインツールとしてPythonを利用
  • 他のソフトウェアプログラムと Rhino & Grasshopper の橋渡し

Pythonレベル1コース: (プログラミングやスクリプトの知識は不要で、RhinoとGrasshopperさえ分かっていればご参加いただけます。)

  • Intro to Python fundamental programming concepts: variable, data, data types, conditional statements, loops, data structure
  • The Python code editor in Rhino and Grasshopper
  • Creating and debugging simple Rhino commands using Python, etc.
  • Intro to RhinoCommon library
  • Simple creation and editing of points, vectors, curves, and surfaces

Pythonレベル2コース: (Pythonプログラミング言語に精通している方が対象です)

  • Understanding the pros and cons of using RhinoScriptSyntax vs. RhinoCommon
  • Working with RhinoCommon geometry: Curve, Mesh, Surface, Brep
  • Object-oriented programming in Python
  • Randomness
  • Generating and editing texts
  • Reading/writing files
  • Working with DataTree using Python
  • Persistent variables
  • Using Python with Grasshopper timer
  • Additional topics (if time allows) such as:
    • Recursion
    • Better coding experience using external editors
    • Topics requested by participants

コース費用:

Pythonレベル1: €495,-(+VAT/付加価値税); フルタイムの学生および大学教員は50%の割引きがあります(身分証明書が必要)。
Pythonレベル2: €795,-(+VAT/付加価値税); フルタイムの学生および大学教員は50%の割引きがあります(身分証明書が必要)。
両コースお申込みの場合: €1,195,-(+VAT/付加価値税)
お席の確保はコース費用のお支払い確認後となります。

各コースの定員: 10名。規定の人数に満たない場合、コースは15日前にキャンセルとなります。
リモート参加の各コース定員: 6名

コース言語: 英語



前回2019年4月コースの様子



学生/教員向けのお席は限られています。お申込みの方は弊社McNeel ヨーロッパまで、メールでご連絡ください。

原文投稿者: Verena

2019年9月18日水曜日

PAZ Academy、チューリッヒ - 10月のワークショップ


PAZ - Parametric Academy Zurich が10月に新しいコースを企画しました。
ArchiCAD - Grasshopper の連携について学べる2つのワークショップです。

HELLO ACGH
2019年10月3日

18:00-20:00
スイス、チューリッヒ



HELLO ArchiCAD-Grasshopper はBIMとパラメトリックデザインの連携を最大限に活用する方法を紹介します。
RhinoGrasshopperのパワーをプロと学び、日常業務に役立つ実例も紹介されました。
プレゼンテーションが終わる頃には ArchiCAD - Grasshopper の連携で新しい可能性を理解できるようになり、日常業務を最適化する準備が整います。



2019年10月11-12日および25-26日
9:00-17:00
スイス、チューリッヒ

ビルディングインフォメーションモデリング(BIM)を使って初期デザインにつなげる方法を紹介するキャンプ、ArchiCAD-Grasshopper October Camp が10月に行われます。
シンプルな課題と技術的な全ステップを通してRhinoGrasshopperの連携を学び、コースの終わりには実際に使える定義について理解、編集し、自分で開発できる内容です。楽しみながら日常業務を最適化しましょう。


原文投稿者: Bernat Lorente

手なずけられたデータ駆動デザイン - ケーススタディ



外部データやコンピューテーションのプロセスを統合するRhino用の新しいデザインツールを開発するため、 HDRProving Ground とどのように連携したのかをブログで公開しています。このスマートなデザインソフト、Data Wrangler(データ ラングラー)は(データをカウボーイのように集め、世話をする)その名の通り、デザイナーがデータ駆動の手法を使って自由に建築物を作成、解析し、デザインのアイデアについて影響を評価できるようにしてくれます。

デザインプロセスの中で Data Wrangler をRhinoと一緒にどう使っているか、HDRがブログで説明しています。どうぞご覧ください。


原文投稿者: Sandy Mcneel

3Dテクノロジーと健康管理に与える影響



教皇ボリバリアナ大学UPB)のRhinoFabStudioが、3Dテクノロジーと健康管理への大きな影響についてカンファレンスとワークショップを行いました。

カンファレンスのトピック:
  • 健康分野における第4次革命のテクノロジー
  • 輸入技術の自立性
  • 地域のニーズを解決する上での課題
  • イノベーションと迅速なデザイン戦略

日: 2019年9月30日
時間: 10 AM 
場所: Escuela de Ciencias de la Salud Calle 78B No. 72ª Campus Robledo
Humanae Vitae Ausditorium

ワークショップ:
  • 運動失調のあるユーザーの主なニーズの理解
  • プロジェクトの制限と範囲を確立(デザインの概要)
  • ブレインストーミング(方法論)
  • Rhinoを使ったラピッドプロトタイピングの生成
  • テストとフィードバック
  • 課題の成果

日程: 2019年9月30日-10月2日
時間: 8 AM-12:00 PM、2:00-6:00 PM
場所: RhinoFabStudio Bloque 8, UPB(教皇ボリバリアナ大学、コロンビア)

詳細はメールでお問い合わせください: Stefania Gonzalez

RhinoFabStudioとは? RhinoFabStudio™(ファブリケーションスタジオ)はRhinoおよびRhinoと互換性のあるソフトウェア、コンピューター制御のツール、トレーニングを一通り揃えた、McNeelの認証する小規模なデジタルワークショップです。これらのツールはほとんどあらゆる物をデザイン、解析、ファブリケーションするのに必要な、さまざまな最先端の工業的方法や材料をカバーしています。

認定RhinoFabStudioになるための情報はこちらのリンクでご案内しています。
原文投稿者: Andrés González

2019年9月17日火曜日

Rhino3DMedical: Grasshopperコンポーネント リリースのお知らせ


Rhino3DMedical は医療画像から直接3D印刷可能なモデルを作成する、迅速な手段を提供します。

3D印刷可能な医療モデルを作成するワークフローを効率化しましょう。医療画像解析、画像分割、メッシュ作成、メッシュ修復、CADモデリングのオールインワン ソフトウェアソリューションである Rhino3DMedical の優位性をプラスにつなげ、計測、描画、注釈の高度なRhino3Dツール、そのパワフルなレンダリングエンジン、スクリプト、自動化の機能を活用しましょう。

この新しいリリースには3D医療画像の読み込み、解析、処理を行う今までにないGrasshopperコンポーネントや、Python統合スクリプトも含まれています。Rhino3DMedical Grasshopper コンポーネントを使うことで大きなデータセットを一括処理し、ワークフローの中で繰り返し可能なプロセスを自動化することができます。


DICOM、NIFTI、その他の標準的な医療画像フォーマットを直接 Rhino3DMedical に読み込み、医療の3D印刷プロセスを最適化することで膨大な時間を節約しましょう。

無料の試用版および最新のリリースはこちらからダウンロードしていただけます; https://www.food4rhino.com/app/rhino3dmedical


原文投稿者: Carlos Pérez

2019年9月16日月曜日

コットブス(ドイツ)でのAIAAFシンポジウム(AI支援建築ファブリケーション)- 2019年10月11日


AIAAF 2019
コットブス(ドイツ)
2019年10月11日

昨年のイベントは本当に人を楽しませながら教育的な内容でしたが、嬉しいことAIAAFシンポジウム(AI-Aided Architectural Fabrication)の2回目が発表されました。AIAAFの意図は業績を披露し、研究上の問題を話し合い、時にはパートナーシップにつながる研究者や製造業者、建築家、エンジニア等と出会うことです。イベントは一般に公開されますが、講演は技術的で学術向けの内容です。関連するトピックをカバーしながら、今年のワークショップはシンポジウムを伴って行われます。

RhinoとGrasshopperを使うワークショップ、Intro to ML for the AEC with Rhino/GH も行われます。


原文投稿者: Carlos Pérez