2018年7月26日木曜日

腕時計、CLOAK: 1つに全てのコレクション


CLOAKはそのユニークなデザインで、初めて全要素の材質を変えられるようにしてくれた腕時計です。face(フェイス/文字盤)、bezel(ベゼル)、strap(バンド)はどれも数秒で交換することができ、何百通りもの組み合わせを試し、身につけることができます。



Mule Studioの共同創業者、Harri Lewis が説明したプロジェクトについて:



"CLOAKで私達が創り上げたのは世界一美しいマテリアルを披露するだけでなく、それらを瞬時に交換することもできる腕時計です。

コンセプトからファブリケーション、パッケージデザインまで、実現までのプロセス全体でRhinoが使われています。


この腕時計はユーザーが個別に設定できるよう厳しい許容差が求められましたが、Rhinoは+-0.05mmを容易に扱いながら完璧に実現してくれました。


Rhinoの幅広いエクスポートオプションは、サプライヤーやファブリケーター、ビジュアライゼーションチームが必要とするどんな形式でもファイルや図面を簡単に送ることができ、プロセスの大幅なスピードアップにつながりました。


Rhino 6 の新しいソフトエッジ機能は本当に楽しんで使いました - この機能が生み出す繊細な違いが現実になるというのは素晴らしいです。


内外での3D印刷はCLOAKの開発に大きな役割を果たしました。必要なメッシュの生成やエクスポートに苦労することはありませんでした。


Rhinoの活用で特に気に入っているのはおそらく - 見直しの途中、同じソフトで大規模な建設プロジェクト(たいてい数百メートル規模)へ切り替えられることでしょう。ある種類のプロジェクトで発展させたスキルが全く違う規模に転用可能なことが分かり、Rhinoはこれを可能にしてくれます。小さなスタジオにとって非常に貴重なことです。


しかもまだGrasshopperの話が少しも出ていません - 初期段階でのデザインの反復はビジュアル、マテリアルのボリューム両方で即座にフィードバックを得られ、探索するのが楽しかったです。


McNeelに感謝!"


原文投稿者: Carlos Pérez

SnappingGecko & JumpingFrog|Robot、WeArkの新しいGrasshopperプラグイン


建築/エンジニアリングツールが専門のソフトウェア開発会社、WeArkfood4Rhinoに2つの新しいプラグインを追加しました:

  • SnappingGecko - 定義をクリーンに保つ支援となるオブジェクトスナップ機能を提供する無償のGrasshopperプラグイン
  • JumpingFrog|Robot - 弊社McNeelのGrasshopperとAutodeskの Robot Structural Analysis の間にシームレスなインタラクションをもたらすプラグイン


原文投稿者: Carlos Pérez

TreeHuggers: DIY向け生態系の原型的な都市介入


Marie Davidová(MArch、Ph.D.)とパートナー達がRhinoコミュニティにプロジェクト、TreeHuggers: The Eco-Systemic Prototypical Urban Interventions for DIY を公開してくださいました。

TreeHuggersは都市環境の生物学的多様性をサポートするようデザインされた、レスポンシブな木製の虫ホテルです。硬い木のパネルにレスポンシブな傾斜があることから、TreeHuggersは生物気候の好みが異なる多様な種に別々の住みかを提供します。この傾斜は接線方向断面や全ての軸に対する方向に切り込みが入ると元の木の幹の位置がベースになります。その歴史的背景に加え、TreeHuggersは最近建てられた中では初めてのレスポンシブな木の住居を代表するものです。

詳細や作り方、Grasshopperのコードについては Systemic Approach to Architectural Performance のウェブサイト、6th eCAADe RIS、RSD7の記事(Davidová, 2016; Davidová & Prokop, 2018; Davidová & Zímová, 2017)をご覧ください。このプロジェクトは非商用使用ライセンス、Creative Commons Non-Commercial Use Licence(Creative Commons, 2017)で提供されました。



原文投稿者: Carlos Pérez

CROSSOVER サマースクール、バグダッド(イラク)- 2018年8月12-17日



バグダッド(イラク)
2018年8月12-17日


2人の建築家、Raya Ani と Zayad Motlib が思い描き、指導する教育イニシアチブ、CROSSOVERの下で運営する建築のサマープログラムです。


CROSSOVERサマースクールは毎年世界の異なる都市を会場に、社会的、環境的、文化的、物理的、あるいは技術的な境界を橋渡しする共通のテーマで行われている教育プログラムです。

このプログラムには参加者の知識を広げる現地調査、技術的な個別指導、講義の他、有名な研究家や実務者による批判的レビューやプレゼンテーションも含まれます。



原文投稿者: Carlos Pérez

RhinoとBIMのつなぎ方



RhinocerosをベースにしたワークフローとBIMプラットフォームをどのようにつなぎましょう?大規模な建築事務所やAEC(建築、エンジニアリング、建設)の複数の専門分野を扱う事務所でこの需要が高まっています。何が起こっているのでしょうか? 

Rhinoは建築、建設、AEC業界を含む様々な専門分野のデザイナーにとってパワフルなツールです。課題はデザイナーやRhinoで作業をしている人達が、同じ会社で働く同僚が必要とするBIMに適合させなければならない時に起こります。

BIM はデザイナーにとって使いやすいとは思われていませんが、Enzyme Architecture Office の Eugenio Fontan は簡単に使えるものでなくても、BIMはデザインを深めてくれると主張します。

それではRhinoとBIMをどのようにつなげば良いでしょう? Eugenioは可能性のあるワークフローをいくつも探ります。
  • Rhinoceros – Grasshopper – ARCHICAD
  • Rhinoceros – ARCHICAD
  • Rhinoceros(VisualARQ)– IFC
  • Rhinoceros(Geometry Gym)– IFC
  • Rhinoceros(Rhynamo)– Revit
業界にとってこんなパワフルなデザインツールを非常に効率的でスマートなワークフローにつなぐことは、最高のデザインを達成して実現にもつながる決定的なものだとEnzymeは確信しています。


RoboDK - RhinoとGrasshopperでロボットをプログラミング


RoboDKは産業用ロボット向けのオフラインプログラミングソフトで、航空、自動車、アート、建築を含む、数多くの業界のプロに使われています。


RoboDKを使うことで多くの利点があり、例えば製造環境では生産を妨げることなくロボットをプログラミングできるようにしてくれることが最大のポイントです。これは時間と経費の節約になります。またプロダクトデザインや建築ではプロトタイプの作成にロボットを使うことで非常に大きなフレキシビリティが生まれ、プログラミングしやすくなるのが一番の利点かもしれません。
RoboDKは非常に簡単にCADモデルをロボットのコードに変えてくれます。30以上の製造業者、300以上のロボットモデルをサポートし、ご利用の際はライブラリ(Robot Library)にアクセスすることができます。

この新しいRhino向けプラグイン、RoboDKは、Rhinoのパワフルな機能をRoboDKの簡便さと信頼性をもって簡単に使えるようにしてくれます。  


原文投稿者: Carlos Pérez

LAVA(Laboratory for Visionary Architecture - ベルリン)でのパラメトリックデザインのワークショップ - 2018年9月


デザインスキルをレベルアップさせるパラメトリックの能力を身につけたい、アイデアやコンセプトを全く新しい領域へ広げるパワフルなツールを学びたい、という方に向けたワークショップです。

Wassef Dabboussi による一連の Parametric Design Workshopsベルリン、2018年9月、初心者および上級)はRhinocerosのビジュアルプログラミング無償プラグイン、Grasshopperを使うために必要な知識や技量を提供し、ハンズオンのパラメトリックプロジェクトも含まれたワークショップです。

原文投稿者: Carlos Pérez

2018年7月25日水曜日

GrasshopperとKUKAを使ったロボット制御のワークショップとカンファレンス




Rhino3DColombiaUPBの RhinoFabStudioGrasshopperとKUKAを使ったロボット制御のワークショップを行いました。


日程: 2018年8月8-10日
時間: 8 am - 正午12時
参加費: 事前登録で無料
インストラクター: Francisco Quitral、バルパライソ(チリ)の Universidad Técnica Federico Santa María/USM(Department of Engineering in Design and Architecture)教授、建築家
場所: Bloque 8 Laboratorio de Fabricación Digital
RhinoFabStudio - Universidad Pontificia Bolivariana
コロンビア、メデリン

ワークショップGrasshopperを使ったグラフィックプログラミングからロボットの応用パラメトリック制御、高度な製造プロセスに使われるKUKAロボットを操作する実践経験まで、幅広く行われました。

8月9日には "建築、造形におけるロボット" についてのカンファレンスが、Francisco Javier Quitral Zapata の主導で行われ、世界的に有名な開発、特にバルパライソ(チリ)にある大学、USMの教育や研究の経験を見直す中でロボットによる製造が建築や造形を開拓する新たな機会に取り組みました。


詳細はメール(Andres Felipe Franco )または電話(+574-412 3015)でお問い合わせください。




RhinoFabStudioとは? RhinoFabStudio(ファブリケーションスタジオ)はRhinoおよびRhinoと互換性のあるソフトウェア、コンピューター制御のツール、トレーニングを一通り揃えた、McNeelの認証する小規模なデジタルワークショップです。これらのツールはほとんどあらゆる物をデザイン、解析、ファブリケーションするのに必要な、さまざまな最先端の工業的方法や材料をカバーしています。

2018年7月24日火曜日

顎骨再建手術の構造力学


学生の Crysta Frank は手術後の顎骨再生を研究するために Scan&Solve を使っています。いつならまた安全に噛めるようになるでしょう?

Scan&Solve は治っていく顎の力学的特性について、重要な情報の解析に役立ちました。

口腔癌で手術は一般的な治療法で、腫瘍が骨に達していれば顎骨の一部は取り除かれます。Scan&Solve Pro を使い、Crysta Frank は手術に関係する顎の骨の力学的特性を研究しました。

彼女は治りかけの骨で噛んでいる時の力学的特性を比較し、下顎がどう変化し、いつなら安全に噛めるようになるか知りたいと思いました。

Crystaのコメント: "Scan&Solve はアセンブリをサポートし、このような複雑なジオメトリでは難易度が高くなりがちな下顎のモデルを有限要素に変換する必要もないので研究には理想的です。"

原文投稿者: Sandy Mcneel