2020年8月4日火曜日

Datakitインポート/エクスポート プラグインのアップデート


DatakitがRhinoのインポート/エクスポートプラグインのコレクションをアップデートしました。

新しいRhino用プラグインは2つあり、どちらも新しいファイル形式の拡張子をインポート/エクスポートし、サーフェステクスチャをサポートします。


エクスポートプラグインの新機能

"Rhino 3D でオープンファイルを書き出せる幅広いツールにFBXglTF形式を追加しました。"(Félix Thuilier、Datakitマーケティングマネージャー)

FBX形式(.fbx)はAutodeskが所有するファイル形式で、Maya、3ds Max、MotionBuilderアニメーションソフトウェアの他、同社のCADソフトでパブリッシャーに広く利用されています。 3Dモデルや関連ドキュメント、アニメやビデオゲームの世界を含む様々なソースのメディアを取得、交換しやすくしてくれます。

glTF形式(Graphics Library Transmission Format)(.gltf、.bin、.glb)はJSON形式をベースにしたロイヤリティフリーのファイル形式で、3Dアプリケーション同士のシーンやモデルを交換しやすくしてくれます。業界コンソーシアムのクロノス・グループによって2012年から開発されたコンパクトで相互運用性があり、読み込みが早いファイル形式で、 よくウェブページで3Dモデルを視覚化しやすい“3DのJPEG”と紹介されています。

それぞれ1,000ユーロで個別に購入する以外にも1,500ユーロのエクスポートバンドルがあり、サポートする形式をは5種類から7種類へ増やされています。メンテナンスで更新されたこのバンドルのユーザーは追加費用なしで新しい2つのプラグインにアクセスすることができます。


インポートプラグインの新機能

“Rhino 3D でサードパーティのファイルを扱えるよう、Revit形式のインポートプラグインに.rvtファイルだけでなく.rfaファイルのサポートを追加しました。IFC形式のインポートプラグインも同様に、.ifcと.ifcXMLに.ifcZIPのサポートを追加しています。これは私達にとって建設業界、特にBIM(ビルディングインフォメーションモデリング)が開発の重要な軸であることを示しています。”(Félix Thuilier)

Revitはオートデスクが発行している建設業界向け3Dデザインソフトです。“.rvt形式はグローバルなRevitプロジェクトに対応し、複数の建物を統合することができます。.rfa形式はオートデスクの提供する標準の要素ファミリの他、特定のユーザー定義の要素にも使われます。これらは.rvtプロジェクトにインポートし、インスタンスを作成することができます。”(Laure Bedu、Datakit/Revit中心の開発主任)

IFC(Industry Foundation Classes)は標準ファイル形式(ISO 16739 標準)で、建設業界で異なるソフト同士の情報交換に使われています。“ファイルの拡張子には.ifc、.ifcXML、あるいは.ifcZIPが付いていることがありますが、このプラグインで全てサポートするようになりました。”(Laurent Eraud、Datakit開発者)


テクスチャのサポート

サーフェステクスチャはRhinoとのファイル交換で伝える情報の必須要素です。よりリアルなビジュアルという一面に加え、(例えばレンガの壁なのか石垣なのか、)まとっている要素の材質に関する情報を伝えます。DatakitがJTCATIA V5 ファイルのインポートプラグイン3D PDFFBXのエクスポートプラグインでのサポートを決めたのはそれが理由です。

開発はDatakitの戦略チームによる市場動向のモニタリングの結果であり、ユーザーからも特に要望があったことから裏付けられました。これらはインポート/エクスポートで使いたい拡張子を使えるようにしてくれる特定機能の記述対象で、その後 Rhino 3D のメニューバーに Datakit Exchange タブを追加するプラグインに直接統合されます。




原文投稿者: Carlos Pérez

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