2015年11月25日水曜日

111 Murray Street – ニューヨークのタワーマンション


大規模な建築プロジェクトには多くの様々な関係者が加わり、モデリングのやり直しやデザイン情報のサポートに膨大な時間がかかることが一般的です。Kohn Pedersen Fox Associates(KPF)はRhinoとGrasshopperを含むパラメトリックデザインの手法を使ってダイナミックなデザインモデルを作成します。KPFのパラメトリックワークフローで全てが常に最新の状態になり、モデルの軽量性も保たれます。

111 Murray Street は、ニューヨークの摩天楼に加わるKPFがデザインした最新のタワーマンションです。調和の取れたアプリケーションを一体化して使うことで、プロジェクトのデザインはより大きなBIMプロセスの一部として発展しました。デザインの美学と設計情報は、プログラミングの変更に対応するダイナミックなモデルの作成に、シームレスにリンクします。チームは早い段階でデザインを変更し、リアルタイムに以下を含む解析のダイナミックなアップデートを確認することができました。

  • 壁タイプのパネル計算を使ってファブリケーターに単位数を通知
  • 窓/壁比率の値を使ってエネルギーモデリングの取り組みに情報を提供
  • 床面積を使ってFAR(容積率)を最大に
  • ファサードパネルのひねりでデザインのジェスチャを特徴付け
  • 図面セットが一致するようドキュメントを提示

コンピューターによるワークフローはKPFのクライアントやスタッフに有益だっただけでなく、KPFの業界パートナーにも注目されることになりました。

デザインワークフローの進化を引き続き見ていきたいと思います。 

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