2019年3月13-24日
伝統建築からオフィスや住居まで、幅広く様々な設計施工のプロジェクトに携わっている竹中工務店にとって、"匠の技"が400年の歴史の基礎になっています。
日本では木工法や道具が何代にも渡って受け継がれ、木造建築物や部材に深い意味があります。よく人の仕事はそのうちテクノロジーに取って代わられると思われていますが、機械には学習できない抽象的概念も多く存在します。若い世代がロボット、高度な製作技術、仮想世界に関する経験や知識を持つ中、大工達は伝統建築、木のデザイン、木造の知識や技術を向上させました。竹中工務店は日本有数の設計施工会社として、2つの世代をつなげることで新しい建築技術の幕開けを生み出そうとしています。
このワークショップでは竹中大工道具館の協力で(講義、モデル作成の他、実践的な木工製作のワークショップを通して)伝統と最先端両方の領域を学び、(東大寺、法隆寺など)伝統建築の実例を訪ねます。歴史的価値について十分な理解を得た後は、伝統的な建築文化の活用や支援に新技術がどう役立つかを考慮しながら木造の小さな楼閣を設計し、組み立てます。このワークショップを通し、伝統木造建築の‘形’だけでなく、その構造的な意匠、単位系、儀式や儀礼、装飾の価値、その他多くの大切さを学びます。
ワークショップの優れた特徴/向上させるスキル
このワークショップで参加者は歴史から実現まで、講義や実践的ワークショップを通して理解しながら日本の木造伝統建築について学びます。さらに具体的なソフトを使った複雑な構造物の構造解析法の他、伝統的/先進的な機械の導入によってモデルから実現に移行する方法について、スキルを向上させます。出張スクールの最後は楼閣の設計、組み立て、建設を予測しますから、実際に役立つ実践的スキルが学習プロセスの一環となります。
このワークショップは建築デザインの現役学生、PhD候補、若手のプロが対象です。Adobe Creative Suite、Rhino(最新リリース)、Grasshopperとプラグインが参加条件となるソフトウェアで、Grasshopperの基礎知識が必要です。
お申込みの締切は2019年2月27日です。
0 件のコメント:
コメントを投稿