"コンセプトのほとんどは紙にスケッチしたものから3Dモデルを作成、再定義しており、今回のケースはデザイン界のトレンドや動物の形といった様々なものからインスピレーションを得ています。取引先からの要望や仕様から作業に入る時は従来型の設計スパイラルのことをお話しします。
Rhinoと一連のプラグインはそのようなコンセプト作りにとても効率的な環境で、関わる人も補完するソフトも多く必要とするより複雑なプロジェクト、ボートやそれより大きいエンジニアリングに使われるファイル形式のほとんどを簡単にインポート/読み込むことができます。
ヨットデザイナーには学際的なアプローチが求められ、私のワークフローは通常、次のようになっています。Rhinoを使った3Dモデリングがメインの場合、造船技師はマリンプラグインのOrca3Dを使うおかげで既に一貫性を得られます。モデリングの後、ボートのモックアップを3Dプリンターに送ることもあります。
Delta-eco(ABS plastic、2011)
2Dの図面はRhinoでたいした手間もなく生成、印刷することができ、レンダリングエンジン(Flamingo、V-Ray、あるいはMaxwell等)向けのテクスチャ追加へと進んだ後、動画向けか画像向けの作業かによって2種類のパイプラインに従います。前者の場合はRhinoプラグインのBongo、あるいはそのキネマティクスに追加する 3ds Max のような外部プログラムを併用し、レンダリング後に一連のフレームを動画にまとめます。画像の場合は枚数に関わらず、よく知られているPhotoshop、他にも特にMacで代替手段が揃っていますが、そのような専用ソフトでの画像編集やマルチライト等、ポストプロダクションでより効果を加えます。
私は小さな工芸品やヨットの3Dモデルにかなりのディテールを加える傾向がありますが、よりリアルに見えるというだけでなく、実行段階やプロジェクト製作中での変更作業が少なくなることも理由になっています。"
原文投稿者: Carlos Pérez
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