2016年5月13日金曜日

Rhino用CADインポートプラグイン、Datakitのアップデート


CADデータ交換の一流企業であるDatakitが、Rhino CAD インポートプラグインに加えた複数の機能向上を発表しました: このプラグインはアセンブリをRhinoにインポートできるようになり、プラグインバンドルで新しいインポート形式も利用可能です。

DatakitのRhino用CADインポートプラグインは、元のモデルのアセンブリ構造を維持するようになりました。

確かにCrossCad/PlgのプラグインはRhinoユーザーによく知られ、既に数多くのCADファイル形式をRhinoにインポートできるようにしてくれましたが、 最初のアセンブリツリーは保持しなかったことから、最新バージョンではRhinoのレイヤツリーを使うことでインポートしたファイルのアセンブリ構造を変換するよう改良されました。


このソリューションでRhinoユーザーはインポートしたアセンブリの最初のデザインから最大限のデータを保てるようになり、目的のレイヤだけを編集することでそのアセンブリを簡単に手直しすることができます。


DatakitRhinoプラグインのバンドルに CATIA V6 (.3dxml) ファイルのインポートプラグインを追加したことも発表しました。

このプラグインはここ何年か公開はされていましたが、別売りしかありませんでした。Datakitは従来のバンドルに追加費用なしで統合することを決め、完全なRhinoユーザー向けのマルチCADインポートのソリューションにしました。

Rhinoユーザーは11のCADファイルをインポートできるプラグインを従来通りの価格で入手することができます。既に保守契約付きでこのバンドルをお持ちの方も、CATIA V6 インポートの追加機能をすぐにご利用いただくことができます。


コンピューターを使って環境とエネルギーをデザインするワークショップ - 7月4-12日、タリン(エストニア)


Computational Environmental and Energy Design
7月4-12日
タリン工科大学

Departments of Structural Design and Environmental Engineering

タリン工科大学の研究者である Francesco De Luca がパラメトリックデザインとジェネレーティブデザインの手法を、建築とプランニング向けに環境とエネルギーのシミュレーションに統合するワークショップを行います。

エストニア(11枠)、ラトビア(3枠)、リトアニア(3枠)、スウェーデン(3枠)の建築/土木工学修士レベルの学生を対象にしたワークショップで、選考に合格した学生達は旅費交通費、10日間のタリン滞在費(2016年7月3日の日曜到着 - 13日の水曜出発)を含む全額支給の奨学金を受けることができます。このワークショップは北欧閣僚会議(NCM)- Higher Education Objective の NORDPLUS プログラムの支援で行われます。

詳細
デジタル/コンピューテーショナルデザインのツールは建築やエンジニアの研究やデザインで重要性を増しています。これはデザインやプランニングプロセスのごく初期の段階から環境やエネルギーの側面の統合を可能にし、より遂行的、効率的で統合された建物や都市環境を達成しています。環境解析とビルディングパフォーマンスの解析ツールの統合方法を、建築とプランニングにおけるパラメトリック/ジェネレーティブの手法とともに学べるこのワークショップの参加者は、ソーラーデザインや採光、エネルギー効率のトピックでデザインや技術的な知識が広がるでしょう。


出願締切: 2016年5月31日



ワークショップ前に基礎知識を得られるよう、ブログではマテリアルやチュートリアルも紹介されます。



FabLab London での Rhino Crash Course - 5月23-25日、ロンドン


Rhino Crash Course
5月23-25日
FabLab London
1 Frederick’s Place
Off Old Jewry
EC2R 8AE, London - 英国ロンドン


Rhinoの第一人者であり、受賞歴のある発明家でもある Bryan Oknyansky が、3日間でゼロからRhinoを学び、あらゆる特殊専門分野のための基礎クラスへの道筋を付けるコース、Rhino Crash Course を FabLab London で行いました。

Rhinoの使用目的に関わらず、以下の内容がカバーされたコースです:
  • Rhinoのインターフェイスをナビゲートする際に慣れる方法
  • Rhinoの世界のまとめ方
  • Rhinoでのモノ作りに必須のコマンド
  • Rhinoでのあらゆるモノ作り手法へのアクセス方法
  • 作成後の編集方法
  • Rhinoのコマンドに関する疑問解消法を見つけるベストな方法
  • 頭の中にあるアイデアの作り方をRhinoに確認する方法
この集中コースは建築やプロダクトデザイン業界の例を使い、様々な専門分野で役立つモデリング手法や実践的なツールで素早く学べる内容です。プロとして15年以上Rhinowo使い、教えてきたBryanの経験を生かし、クラス内の一連の連取課題に従って進められました。



ウェビナー: DotProduct 3DスキャナーとRhino


DotProduct 3DスキャナーをRhinoと使うウェビナーが、2016年5月20日の9am(太平洋夏時間)に行われました。



Chris Ahern(DotProduct LLC)と Alex Lorman(SeaMachines)がプレゼンターを務め、DotProduct スキャナーの素早いキャプチャ能力と、SeaMachinesの実践プロジェクトを使った Rhino 5 for Windows への圧縮スキャンデータのインポートを紹介しました。

DPのデータは、パワフルなRhinoのモデリング環境で点群データを扱う無償プラグインを経由してRhinoにインポートされます。

このウェビナーは全てのRhinoとDotProductユーザーを対象に、DotProduct DPI-8 Kit を使うと現況の3Dデータがキャプチャしやすいこと、またRhino 3D のデザインプロセスにそれを実装する有益性について紹介されました。

DotProduct は3Dデータをキャプチャする、高性能で使いやすいソリューションを開発しています。技術は質の高い空間データを必要とするモバイルのプロや産業向けで、Android タブレットをリアルタイムの3Dキャプチャに変え、現場で処理できるようにします。

lingMatrix - Rhinoプラグイン






lingMatrix は建築デザイナーのVRモデリングのために開発されたプラグインで、POC(概念実証)の際、Oculus DK2 と Rhino 5.0 sr12 の橋渡しをします。

さらにlingMatrix は Xbox 360 コントローラー、Microsoft .Net Framework、音声認識、Thalmic Labs の Myo Gesture Control Armband を含め、VRユーザーインターフェイスとして複数のコマンド入力方法と連動し、一緒に使うことで従来のマウスとキーボードに代わる入力方法として働きます。

lingMatrixフロリダ大学で発表された建築の修士研究プロジェクトのアプリケーション製品です。現時点では Oculus Runtime 0.6.0.1 beta、Rhino 5.0 sr12、Windows 7/8.1 でしかテストされていません。



詳細は Xingyun (Singwyn) Jin または Mingming Ding までお問い合わせください。


RhinoFabStudioとは? RhinoFabStudio™(ファブリケーションスタジオ)はRhinoおよびRhinoと互換性のあるソフトウェア、コンピューター制御のツール、トレーニングを一通り揃えた、McNeelの認証する小規模なデジタルワークショップです。これらのツールはほとんどあらゆる物をデザイン、解析、ファブリケーションするのに必要な、さまざまな最先端の工業的方法や材料をカバーしています。

AA出張スクール ヨルダン2016 – 7月16-25日、アンマン & アカバ / 紅海(ヨルダン)


AA Visiting School Jordan 2016
Hyperbolic Reefs
2016年7月16-25日
アンマン & アカバ / 紅海(ヨルダン)


ヨルダン出張スクールAAVVJOは、ロンドンのベッドフォードスクエアにあるAAの伝統的背景を越えて活動するサマープログラムです。集中的で思考力を刺激するワークショップで、ヨルダンや中東地域全体で見られる自然現象や生態現象を探ります。プログラムのデザイン研究調査は、この地域に残る建築業務の慣例や、生態的に敏感な地域でどのように建築を思いついたのかを見直すことが目標で、コンピューテーショナルデザインの手法と、それが自然現象や形態の抽象化にどう関われるかに焦点を合わせます。


今年のプログラムは著名で国際的な教員とゲストのネットワークを集め、デザイン研究ユニット、専門ソフトのチュートリアル、ゲスト講演のシリーズを提供します。主にアンマンをベースに、スノーケリングや写真撮影、3Dスキャンを通して様々な海洋生物の生息地を研究・記録するため、関係者のみのアカバ訪問も行われます。

ヨルダン南端にあるアカバ湾は膨大なサンゴ礁や底生生物、生息環境の生物学的多様性をカプセルのように閉じ込め、多くがこの地域の固有種となっています。

2016年7月、焦点はアカバ湾で見られる独特の海のトポロジーや形態、建築やデザインへ取り込まれたその変容に合わせられ、特にコンピューテーショナルデザインの手法に重点的に取り組みます。

プログラムディレクター:
Kais Al-Rawi

プログラム担当教員:
Julia Koerner、UCLA | JK Design
Vincenzo Reale、ARUP | AA
Filippo Nassetti、Zaha Hadid Architects | Mhox
Kais Al-Rawi、Walter P Moore | AA
Rana Zureikat、AA
Marie Boltenstern、Boltenstern
Mohamad Makkouk、Laceco International

受入枠には限りがありますので、こちらでお申込みください。

連絡先メールアドレス: jordan@aaschool.ac.uk

お申込み/お支払い期限: 2016年6月15日




"形を変えるマテリアル"ワークショップ結果のレビュー


Noumenaのパートナーであり、建築エンジニアの Efilena Baseta が、先月ニューヨークのパーソンズ美術大学で行われたワークショップ、Shape Changing Materials の 結果を共有してくださいました。



NVIDIA Iray が公開されています



NVIDIA が8ヶ月のベータプログラムに続くレンダリング製品のプラグイン、NVIDIA Iray for Rhino のリリースと出荷を発表しました。

NVIDIA Iray for Rhino はデザイナーのためのレンダリングプラグインで、物理ベースでフォトリアリスティックなビジュアライゼーションを可能にし、モデルの形状やマテリアル、ライティングの編集に合わせて継続的でリアルなフィードバックを提供します。

IrayはRhinoに統合され、ビューポート内で直接レンダリングを行います。

Irayの物理ベース機能は実際のマテリアルや光の挙動を予測します。正確なビジュアライゼーションに必要なのは最低限の設定と専門知識だけです。

NVIDIA for Rhino は NVIDIA vMaterials Library サポートします。このライブラリはRhinoのデータベースに統合され、Rhinoのレイヤシステムで使うことができます。

Iray for Rhino は現在、年間 $295 で利用することができ、Iray for Rhino の90日間無償試用版 を試して vMaterials カタログをダウンロードすることができます。