2009年7月9日木曜日

シュトットガルト大学のInstitute for Computational Design (ICD) 開設



シュトットガルト大学のInstitute for Computational Design (ICD) 開設。Achim Menges教授による開設記念講義

近年はデザイン、設計、建設の分野でコンピューター処理の影響が急速に成長しました。これほど短期間のうちにこれだけ幅広い技術を建築家が利用できるようになったことは過去にありませんでした。これはデジタル作図ツールとしてのCAD(コンピューター支援設計)の使用や急増ではなく、効率的なプロジェクトの計画や調整してまとめることでの意味です。この技術は、建築のデザイン手法における根本的改革の必要性を提示する、今までにない、統合的でしっかりとしたデザインツールとしてのコンピューターによるデザインの、高まる重要性に対処することができるものです。

このトピックの指導およびリサーチのためにシュトットガルト大学のInstitute for Computational Design at the Faculty of Architecture and Urban Planning が、有名なAA(ロンドンのArchitectural Association)で以前に7年間教鞭を執られたAchim Menges教授の指揮によって開設されました。Menges教授率いる、最近ロンドンでの研究を終えたばかりの専門家で構成される科学チームが年度の初めから雇われ、生成的、コンピューターによるプロセスを通してマテリアル、形状、構造、環境の複雑な相互作用をナビゲートする、建築デザインプロセスの可能性を調査しています。このリサーチは、機能的、建設的、創造的な価値を、このような基準の統合で可能性のあるソリューションを見つけることを意図したデザインの初期の段階に導入するために、パラメトリック、アルゴリズム、進化的デザイン戦略といった新技術に焦点を合わせました。

7月9日、 Achim Menges教授は就任講演でこの教育機関の指導およびリサーチの目的を説明します。このイベントの一環として、Architectural Association of LondonディレクターであるBrett Steele氏が建築のトレーニングおよび実践のこの先の挑戦について講義を行います。

このイベントは19:00から21:00まで、シュトットガルト大学Auditorium 17.02にあるKepler Strasse 17で行われます。学校のウェブサイトはhttp://icd.uni-stuttgart.de/です。

このコースではリサーチおよび教えられるコース内容に不可欠なものとしてRhinoを利用しています。Rhinoはすべての建築学部1年生が学ぶCADの基礎に使われるソフトウェアとして設定されています。

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